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西郷隆盛
亡くなった私の鹿児島の祖父の家に、度々 西郷どんが兎狩りの時に宿泊していたそうですよ。

こんなに、ステキな方だったんですね。

NPO法人selfのスタッフで、私がとーても頼っているすぎてつさんのブログをシェアします💖


西郷隆盛_e0090970_11384986.jpg


敬天愛人(けいてんあいじん)
テーマ:ブログ
2017-07-07 23:33:25
2017年7月7日 金曜日 晴れ☀️

暑過ぎずいいお天気でした。


【西郷南洲遺訓】

明日の寺子屋は私が担当で偉人は
『西郷隆盛』さんです。

この二週間でいくつかの書籍を読みましたが、知れば知るほど魅力的な偉人です。

少しご紹介できればと思います。

西郷さんを敢えて一言で表現すると
「許す人」
だと感じました。

許し方がすごい…。

この「西郷南洲遺訓」も西郷さん自身が書いたものではなく、許した相手が書いたというのが特筆すべき点です。

幕末の1867年、幕府から江戸市中の警備を任じられていた庄内藩は、薩摩藩邸を焼き討ちしました。

年が明けて鳥羽伏見の戦い、戊辰戦争、東北戦争を経て庄内藩は降伏します。

数々の抗戦をとがめられ「厳しい処分が下される」と予想しますが、実際には予想外の寛大な措置を受けます。

さらに薩摩藩士らは礼節をわきまえた態度を取り、庄内の人々は心を動かされます。

この処置が西郷さんの指示だったことが知られ、尊敬と感謝の念が広まっていきました。


明治三(1870)年、庄内藩士ら70人以上が、西郷さんを訪ねて鹿児島に行き、三ヶ月間も「留学」しました。

この書籍は、その西郷さんに庄内藩士らが弟子入りして肉声を聴き、教えを書き記した本です。

薩摩藩ではなく、幕府軍として敵対して戦っていた人々がつくったというのが面白いですね。

まさに西郷さんの「許し」の賜物です。


【スリ集団金太の話】

こちらも以前ある講演会で聞かせてもらった西郷さんの「許す」お話しです。

ある時、スリ仲間三人の中で誰が一番腕がいいかという話になり、スリ日本一決定戦を行うことに。

ターゲットは西郷さん。

最初の二人は失敗して帰ってきました。

最後の一人、金太が出て行き、西郷さんから金時計をスルことに成功しますが、周りの猛者に捕まり、薩摩藩邸の二階に連れて行かれます。

西郷さんがやってきて金太がスッた金時計を見て一言

「おお、これはいい時計だな。お前のか?」

「いえ、それは西郷さんのものです」

「いやいや、俺の物に似てるけど、こっちの方が上等だ。気にいったから売ってくれ」

「ですから、それは西郷さんのものです」

「いくらなら売ってくれる?」

「勘弁してください。申し訳ありません」

「おい、お前ら、今持ってる有り金全部出せ」

西郷さんが側近から集めたお金は現在の価値で何百万にもなったそうです。

「これだけあれば足りるか?」
「足りないなら家に戻って取って来るぞ」

「いえ、そんなお金なんて受け取れません」
「本当に勘弁してください」

「俺はどうしてもこの時計が欲しいから、そのお金を持って帰ってくれ」

そう言って西郷さんは金太に無理やり大金を持たせます。

そして立ち去ろうとする金太に西郷さんは一言。

「それで足を洗えよ」

金太はそのお金を持ち帰り、スリ仲間三人で山分けし、足を洗い、のちにそのお金で会社を作りました。

その会社は上野にあったので、入社の条件は、

「出社前と退社後の朝夕二回必ず西郷さんの像に挨拶すること」だったそうです。

許し方がすごい。


【敬天愛人(けいてんあいじん)】

この言葉は、よく西郷さんが額などに筆で書いた言葉で、西郷さんの人柄「許す人」を象徴するような言葉です。

「天を敬い、人を愛す」

人を相手にしないで、天を相手にしなさい。天の道は自然の摂理。人として恥ずかしくない行いをしなさい。

人の非をとがめてはいけない。
もしそれがうまくいかないなら、自分の真心の足りないことを反省せよ。

自分を愛するように他人を愛しなさい。


西郷さんの数々の「許し」の根源が、この言葉に象徴されているように思います。

西郷さんほどの「許し」は、普通の人ではできませんが、できるだけ近づけるよう「敬天愛人」を心に刻み続けたいです。


寺子屋の子どもたちにも伝わるといいなぁ。



いつも「すぎてつ日記」を読んでいただきありがとうございます。





by selfyoko | 2017-07-09 11:34
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