み~んながいつでも、どこでも出来るボランティア・・・それは~「ほほ笑むこと。」 私自身、「陽子ちゃんは、いつも明るいね~悩みなくていいねぇ・・・。」と、私の人生波乱万丈なのにいつも言われていた。心の中で、そう言ってもらえるたびに「よしっ勝った!!」(何に~?!笑)と、嬉しくなっていた・・・。
特に、入院生活で私とおばちゃん(先日話をした、私の一番の仲良かった末期がんのおばちゃん)が2人で心がけていたのは、「ほほ笑むこと。」 はっきり言って、生死と向き合わなければいけない病気の人、糖尿病で足を全部切り落とさなくてはならなかったりする人など、「なにが、ほほ笑むやねん?!こんなときに、笑えるか~?!」と、いう環境の中、おばちゃんと私は「ほほ笑むこと。」を、辞めなかった・・・。
特に、食堂・・・。ここは、一歩間違えるとスッゴイ状態・・・。みんな、ただでさえ毎日毎日、痛みや自分の病気との戦いの中、時には看護婦さんに与えてもらった食事を怒りでぶちまけたり、術後にほとんど食事制限されてるので、他の人たちの食事を見てひがんだり、と楽しいお食事なんて程遠い状態になってしまう・・・。
おばちゃんと私はそんな中、いつも2人で冗談を言い合って、せめて2人だけでも楽しい空間にしようと笑っていた。毎日、少しずつ私たちの周りに仲間が増えて、気が付いたら食堂全体がみんなお友達でみんなでほほ笑んでいた。今、辛い人も、もうすぐ退院する人もみんなが笑い、その食堂で一緒にいるひとときだけは、いろいろなことを忘れて笑っていた・・・。
体が不自由でも、お金がなくても、時間がなくても、年をとっていても、男でも女でもそして、子供でも大人でも・・・み~んながいつでも、どこでも出来るボランティア・・・「ほほ笑むこと。」
どんなに、辛くても逆にそういうときこそ、ほほ笑むことを忘れないで・・・。あなた自身の悲しい涙や抑えられない怒りを、あなた自身で浄化して、ほほ笑むことに変えれるのなら、それは、なによりも凄いボランティアで、それ以上のパワーの交換はないと思う。
人間だから、いつも完璧に理想通りにはいかない。私自身がそうだから・・・。でも、気が付いたときでいいから、出来るときでいいから、最高のボランティア「ほほ笑むこと。」を、胸に生きていこう!と・・・どん底の入院生活で私が得た知恵でした。